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さんの書評2018/10/14

全脳エミュレーションの時代(上):人工超知能EMが支配する世界の全貌

全脳エミュレーションの時代(上):人工超知能EMが支配する世界の全貌

正直、機械工学などの工学部向けの本である。
無頼漢には非常に難解な言葉が連続してくるので、文脈を理解するのに非常に時間がかかった。
特にエムの基本的な脳(知能)を構成するユニットの話はほとんど理解できなかった。
基本的な機械工学やコンピューターに関する知識がない限り、脳構造や機構を理解している方ではあるが、意味を理解するまでは至らなかった。
但し、この著者は非常に幅広く、正確な情報提示からそれらを統合し、自ら考察しており正確性はかなりのものだと感じる。
その中で気になった箇所に関して、以下に記する。

時代の価値観
個人の価値観と国家の価値観の2種類は独立して変化している。
個人の価値観は貧しい国と富める国で異なっており、貧しい国では服従、安全、結婚など電動的な価値観が重視される。対照的に富める国では個人主義、自立、忍耐、などの価値観が重視される。つまり、「左翼/リベラル」=富める側、「右翼/保守」=貧しい側という対比が行われる。
国家の軸はアメリカで尊ばれる小さな家族中心の価値観(資源、権力、成果)
ロシアなどの国で尊ばれる大きなコミュニティ中心の価値観(謙遜、思いやり、信頼性)
これらは農耕民か狩猟民かで大きく異なる可能性が考えられる。
狩猟採集民の価値観は今日の「豊かで/リベラルな」な人たちの価値感に近く、最低水準の農民は「貧しく/保守的な」人たちの者に近く、工業が八卓子豊かになると農民の価値観はリベラルな狩猟採集民の価値観へと移行してくのが平均的なパターンである。
農民が直面する社会的圧力を利用して服従や宗教などの文化が進化を遂げた結果、本来は狩猟採集民として行動するはずの人類が農民としてふるまっていたと考えられる。
実際、富める国の工業時代の価値観は、狩猟採集民の価値観と重要な点で異なっている。例えば都市部への人口集中や匿名性が受け入れられ、職場では仲間意識が希薄で、上からの締め付けレベルが高い。工業時代に生きる人々がこのような職場の価値観を手放さないのは、さもないと収入を得る能力が損なわれる恐れがあるからだ。

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さんの書評2018/10/13

amazon 世界最先端の戦略がわかる

amazon 世界最先端の戦略がわかる

amazonについてはECサイトだけではなく、クラウドサービス会社AWSであり、AIを駆使した倉庫ロボット
KIVAによる物流革命を知っていたため、それらによる巨額の利益を背景にコストコと同様にamazonプライム会員を伸ばし、amazon経済圏を伸長させるビジネスモデルかと思っていたが、この本ではそれ以外の部分も指摘があり、大きな気づきとなった。
特に以下の部分である。
①FBA
②CCC
③アマゾンレンディング

①FBA:マーケットプレイスはただのオンラインの場を提供するだけ(まさに楽天)だが、FBAを利用すると、どんな企業もamazonのインフラが使用できる。
商品の保管から注文処理、出荷、決済、配送、返品対応まで全てをamazonがまとめて代行してくれる。
これはすごい。
まさに三方好。
出品者は商品の管理や配送、さらに返品対応などに時間も資金も取られることはなく、消費者もなじみの同じプラットフォームで簡単に商品を購入できる。
更にはamazonにとって②CCCにも関わるが、出品者の売上などの情報を取得でき、売れ行きが良いものはPB化や買収なども視野にamazonは経済活動ができる。
また楽天で売る商品をamazonから出品してくれる便利すぎるサービスを提供してくれる。これは既にamazonはNOVOCC(MVNOと類似したサービス)にも同じことが言えて、amazonは既に航空輸送のほか、海上輸送にも手を広げており、海上における輸送を高度なIT技術により、自社で輸送機関を持たずに最適なルートを選択し、輸送費を抑えている。もうお手上げである。
②CCC:仕入れた商品を販売し、何日間で現金化されるかを示したものである。小さければ現金を回収できるサイクルが短いということで、手元にキャッシュを長い時間持つことが出来る。つもりCCCは小さければ小さいほど良い。
これにおいてamazonのCCCはマイナスである。
これは先にamazonプライムにより多額の現金を入手しており、更に広告費でも更に利益を得ている。また出品者からはあらかじめ商品を倉庫に入れているため、現金(出品者からの納金の遅れ)がない場合の保険にもなる。
更にマーケットプレイスにおいて、消費者からの支払いはamazonが一括して受けている。その売り上げから手数料を差し引いて、出品者に返しており、この預り金によりCCCがマイナスとなっている。
これによりamazonは無利子の多額の現金を持つことが出来、それらを設備投資に回し、更に効率的な現金化を目指している。
③アマゾンレンディング:2014年から始まった法人向け融資サービスである。銀行は決算書や計画書などを基に融資の有無を人が決定する。しかし、amazonはマーケットプレイスを通じてリアルタイムの情報を基に融資判断する。
過去しか正確ではない決算書や不確定な計画書などではなく、リアルタイムを基準に判断しており、情報の新鮮度が違い、更に判断はそのデータを基に自動化されており、企業が望んでいなくても通知が自動的に来るようになっている。
しかも融資の申し込みから24時間以内に資金が借りられ、返済もアカウントから自動引き落とし。繰り上げ返済の際も手数料はかからず、売上から相殺することもできる。
更にamazonは今後、金融業に手を出していく可能性がある。

このamazonをまとめた本を読んで、いまだ知らない部分、特にプラットフォーマーとしての手法には驚かされた。
今後、amazonには勝てないのだろうか?いや、勝てる。
特にamazonが失敗した分野。携帯事業などの通信業
更にはそのほかのインフラである電気事業でシナジーを生み出せる分野となるだろう。

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さんの書評2018/09/12

天才の閃きを科学的に起こす 超、思考法―コロンビア大学ビジネススクール最重要講義

天才の閃きを科学的に起こす 超、思考法――コロンビア大学ビジネススクール最重要講義

この本の最初に書かれているが、この本を読んだからと言って突然、ひらめきを得られるわけではなく、単純なツールが記載されているわけでもない。
ただ必要なのは①オープンマインド、②人生戦略マップ、③アイデア・ネットワーキング
これらを用いて”第7感=新しい状況で「斬新な答え」を生み出す能力”を発揮できるように思考を向けていくことが重要であることが記載されている。
つまり、”過去の事象や経験から直感的に知覚し、行動に移す=第6感”とは異なり、新しいことを生み出すためのマインドセットが①とも言え、それを更に人生で実行するための②を根幹に自分の人生の目標達成を目指し、常にブラシュアップするために③を用いて、ひとりでは到底ひねり出すことができない着想を得て、第7感を発揮するのが大きな流れとして書かれている。
また最後には、この講義を受講した生徒の生の声とその時の状況が記載された付録がついており、実生活において落とし込むのを容易にしている。
この本は読んで終わりではない。
実際に第7感を発揮し、人生をより豊かにするためには①だけでなく②、③と実行する必要がある。
まずはおぼろげな②の前に、時間と労力がかかる③を進めるため、友人にでもコンタクトを取ってみよう。動かざる者に第7感は訪れることはないのだから

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さんの書評2018/08/13

(8/13)第1章読破。上下水道の概要、大切さ、老朽化や脆弱

(8/13)第1章読破。上下水道の概要、大切さ、老朽化や脆弱性の示唆などが読み取れた。
水道法にのっとた現行の処理方法や料金規定、都道府県の格差?や色々と把握できた

(8/25)
第3章
上下水道の経済性

・そもそも経済的観点ではシステム(運用?)がそれぞれ違う上下水道を一体化して考えるのはナンセンス。

・『分析手法の発展』式はわからない線形代数からはじまっていたので理解できなかったが、より精密?な費用関数が生み出され?てきた。


・規模の経済性とはx=生産性、y=費用としたときの平均費用曲線と限界費用曲線を考えた時、交差点はかならず平均比四曲線の極小。
つまりグラフにした時、交差点よりも手前側のときは規模の経済性があるといえる
式をいじると簡単にもとまるってさ。


・班員の経済性=服須の異なる事業を1つの企業が行ったほうが全体としての費用を削減できる効果のこと

水平のそれと垂直のそれの2つがあるらしい
水平=異なる事業をまとめるときの話
垂直=上流・下流の関係性のある事業の話

数学的に、別々の企業がそれぞれ生産したときの費用の合算から同一の企業が生産した際の総費用を引く。それを同一の企業が生産した際の総費用で割ったもので考える
つまり差額を同一の企業の生産費用で割ったってこと。


・こういったもののろんぶんが多数ある
論文から見られのはかっく地域ごと歴史的背景や地理的要因から先の水平垂直に関しても多種多様。特に日本が特殊とかではない。みんなばらばら。
※注意しなければいけないのは、用いている関数型がばらばら。そこも観測された地域と合わせて確認していく必要性がある。

・経済学的分析の必要性
日本は少子化、高齢者は増える。
そこで不可欠な水。どう維持していくか
官民一体をかがけているがその有効性はまだわかrない
だからこそこういった分析が大切なのだ。

(8/27)
第4章上下水道の会計制度
・水道も下水道も地方公営上の簿記は異なるけど根本的には本質は同じだから同じ

・経済的規制 →自然独占性、つまりどうしようもない部分での規制
 企業にかってなことさせねえぞってこと
 社会的規制 →外部不経済に対する規制。(相手側の問題ってことね)
 
 企業にかってなことさせねえぞってこと

 そのために会計データから客観的な根拠をもとに規制が必須。
 

・会計統制と料金統制
 統制は・本質論(なにこれー)・経営形態論・料金論・計理論・労働関係論からなる
 料金論と計理論は密接でここで適切料金が決められる!!
統括原価方式が適正なものとしている
(出資者が投資した資本に対する帰属利子を含めて事業費として計算するもの考える)

民間のそれとは違う
3つ重要な点
・公営企業会計自体の問題点
・公営企業会計制度の変更時に伴う料金原価計算
・施設の再構築と更新財源の確保の問題

前提に必要な民間との会計制度の違いとは?




 

(随時更新)

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さんの書評2018/08/13

トライ&エラーの中で進化しないと生き残れないアーケードの魂。その体現。

トライ&エラーの中で進化しないと生き残れないアーケードの魂。その体現。

その生き様はゲーマーだけに有効なものか。

あるゲームクリエイターの対談で、かつてアーケードとPCゲームでは作り方が違ったのだという
「文化」の違いを説明されていた。

アーケードゲームはプレイヤーにトライ&エラーを促すのだという。
この点がPCゲームとは決定的な文化の違いとして、少なくてもその当時あったのだと。
アーケードゲームはプレイヤーを殺しにくる。
ゲーム会社が1日で、コインという名の利益をいくら稼ぐのかがこの点に直結しているから。

殺しにくるアーケードゲームの世界で、生き残り続けられるのはトライ&エラーを続けて
殺されない方法を見い出して進化したゲーマーだけなのだ。

成長がなければ意味がないと本の中でしきりに述べる著者の言葉と生き様は
このアーケードの生態系に適応したものだ。

しかしその生態はゲーマーという特殊な人達にだけ有効なものだろうか?
もちろん違う。

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さんの書評2018/08/03

お金2.0 新しい経済のルールと生き方  佐藤 航陽(著)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方  佐藤 航陽(著)
本書は著者がこれまでビジネスにおいて経験し、確信に変えてきたお金に関する概念を示したものであり、著者が考えるお金の本質を記したものである。
前半は法定通貨と仮想通貨の違い、仮想通貨や評価経済を成り立たせる経済システムの仕組み、それらに影響するテクノロジーなどを解説する。
後半は、そうした社会の動きから生まれつつある、資本主義に代わる価値主義と、その中で人がどういう生き方を選ぶべきかという筆者の考えを述べている。
つまり、お金を中心とした考え方の枠組みを示したものであり、非常に興味深い内容であった。

以下、気になる点についてまとめる。

■経済システムの特徴: 「経済システム」は、大前提として自己発展的に拡大していくような仕組みである必要がある。誰か特定の人が必死に動き回っていないと崩壊するような仕組みでは長くは続かない。この持続的かつ自動的に発展していくような「経済システム」には5つの要素がある。
① インセンティブ、 ② リアルタイム、 ③ 不確実性、 ④ ヒエラルキー、 ⑤ コミュニケーション

■これから10年の大きな流れ:  世の中に膨大なデータが溢れたことで進んでいく「分散化」とネットワーク型社会に移行することで起きる「自動化」の2つ。そして、この2つが混ざった時に起こる「自律分散」というコンセプト。すなわち、インターネットやビットコインのように中央集権的な管理者がいなくても上手く回る仕組み。シェアリングエコノミー、ブロックチェーン、深層学習、IoTなどの技術トレンドもこの仕組みの実現に必要な要素。

■価値主義: お金が調達しやすい環境になったこと(ベージックインカムの導入などもそうした潮流の1つ)で、信頼や時間や個性のようなお金では買えないものの価値が相対的に高まっている。「価値」を最大化しておくことが重要で、お金は価値を資本主義経済の中で使える形に変換した選択肢の1つに過ぎなくなっている。これらを踏まえ、価値主義とは次の2つの変化が混ざった現象といえる。
①お金や経済の民主化: これまで300年近く国家の専売特許とされてきた通貨の発行や経済圏の形成が、新たなテクノロジーの誕生によって誰でも簡単に低コストで実現できるようになりつつあること。
②資本にならない価値で回る経済の実現:これまで具体的な価値として計測されてこなかった内面的な価値や社会的な価値をも可視化して、それらも経済として成り立たせること。

さらには経済と政治、宗教の境界線が希薄になる。
AIを神として崇めて世の中をより良くすることを教義とする新興宗教は元々の経済と同じで、企業が理念を掲げ社会的な価値をより追及していく流れにあり、一方で宗教は内面的な価値を取り込み経済を形成する。

今後の生き方としては「枠組みの中で競争して生きる」のではなく、『枠組み自体を作る競争をしなければ生きていけない』

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さんの書評2018/07/061いいね!

お米を食べないと老化が進む!?

お米を食べないと老化が進む!という衝撃的なレポートをテレビでやっていて、元ネタのデータを知りたくて都築氏の著作に当たった。
本書は都築氏が進める「日本食プロジェクト」の実践編として、1975年型の食事のレシピを多数紹介したものだ。
高度成長期で、まだ日本人がみんな貧乏だった時代だが、食材やメニューはそれなりに現代的で、質素という感じではない。コンビニ食材を使ったメニューもあって実用的。
冒頭数ページだけだがデータも掲載されていて、年代ごとの食事でずいぶん寿命や病気に差があるのがわかって参考になった。
1975年の食事のポイントは、①食材の種類が多い、②煮炊き中心の調理、③米を主食に豆、魚介、野菜が多めに食べる、④味付けはだしと発酵調味料、⑤ごはん+汁物におかずは2皿以上、ということだ。昨今の炭水化物悪玉論になんとなくのっかってお米を避けていたが、本書によれば、普通に食べればいいんだ、ということであろう。白米悪玉論のお医者さんも多いが、反論がないか、探してみたい。

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さんの書評2018/07/062いいね!

在宅医療の失敗事例を通して見えてくるもの

著者の長尾医師は在宅医療(=最後は自宅で死を迎える)のエバンジェリストといっていい存在だが、本書の驚くべき点は、その在宅医療が失敗したケースを詳細に検証しているところだ。
きっかけは、長尾氏の本を読んで感化され、肺がん末期の父親を自宅で看とった娘さんからのクレーム。
父親は死の間際とても苦しみ、在宅医も駆けつけてくれなかった。病院から連れて帰ってこなければこんなに苦しまずに済んだ、長尾の本など信じなければよかった・・・という悔恨である。
たとえ医師の側からみて100人中99人の看取りがうまくいったとしても、患者と家族にとっては自分たちのケースが唯一無二のものだから、失敗したら患者と家族にとっては失敗率100%であり、長尾氏の主張は100%誤りだ。騙された・・・と思うのも無理はない。
しかし、人間は身体も環境も考えも、そして運も一人一人全部違う。
100人に1人、在宅医療がうまくいかなかったからといって本来、責められる筋合いはない。医師がそう考えても不思議はない。
そこに見えている「景色」の差がある。
医師には医師の、患者には患者の、家族には家族の「景色」がある。それぞれがそれぞれの立ち位置から違う景色を見ている。
それら景色は十分に時間をかけて話し合うことなしには、決して重なることはない。
不幸にしてこのケースでは、父親が亡くなる前に十分な話し合いを持つことができなかった。
遺族の娘さんの悔恨は、ここがルーツだった。
本書は、それを伝えたくて、あえて在宅医療が後退するかもしれないテーマ=美談だけではない現実に踏み込んだ。
それは、たった1%の失敗であってもなかったことにはせず、患者と家族の気持ちにきちんと向き合う、という医師としての覚悟だと思う。
その姿勢に対して敬意を表したいと思う。
将来患者となったとき、将来患者の家族となったとき、自分自身は自分の見えている景色をどう説明したらいいのか、そういうことをあらためて考えさせられた。
人間であれば100人が100人、避けて通れないテーマだ。必読である。

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さんの書評2018/05/30

テストのスコアが満点なだけではアメリカの(上位の)大学には入学できない。

日本と違い、テストのスコアが満点なだけではアメリカの(上位の)大学には入学できない。
従来の学力だけでなく、非認知能力(コミュニケーション能力、自信、協働力、自制心、責任感、共感力)強み(武器・魅力)の3つがアメリカの大学入試では必要とされる。
エリート教育の考え方の違いにも触れている。
日本は英才教育(先取教育、早期に文字数字九九を覚える等)。
アメリカは子供時代は子供らしく過ごしつつ、非認知能力を重視する。
※感想:アメリカの入試制度は、寄付金やバックグランドも考慮されるようなので、能力以外の部分も関係あるのでは?と思います。本書にも記載があるが、満点をとったアジア人学生が大学を訴えたケースもあるそうです。

以下5つを伸ばすことが重要と説く
1.思考力
2.コミュニケーション能力
3.回復力
4.協働力
5.長所を伸ばす(出る杭になる・武器を持つ)

・それぞれ細分化すると15個程
思考力(自ら学び解決しようとする力、実行能力遂行能力(自制心)、クリティカルシンキング)
コミュニケーション能力(対話、プレゼン、自信を持って臨む)
回復力(ポジティブに捉える、良好な人間関係、選択肢を広げ・増やす)折れない心
協働力(謙虚な心・共感力・リーダシップ)
長所を伸ばす(武器を持つ、出過ぎた杭になる・好き情熱を重視する・責任感を身に着ける)

具体的にどう身に着けるのか、その心構え等が記載されれている。

著者はアジア現代アート専門ギャラリーオーナー?、ライフアドバイザー、
夫は元外交官、現投資家・社長。

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さんの書評2018/05/27

殺し合わないために近づく二人を見守るだけの狂おしさ

武士同士が愛し合うと殺し合ってしまう。なぜなら二人とも、刀を持っているからだ…とは誰の言葉だったのか。男と男と女の三角関係は全員死ぬが、男と女二人の三角関係は一人生き残る、ともどこかで読んだ覚えがある。
このシリーズは個人的に究極のJUNEというかBL(ボーイじゃないからMLか)だと思って読んでおります。この表現もちょっと違うな…だって彼等はLOVEではない。「愛」し「合う」ことにならないように、周到に、慎重に、そう「ならない」ようにしているように見える。見えるのだけれども、どうしようもなくお互いに引かれているのは間違いないので、それを「愛」にしないように、「恋」にしているようにも思えるのだ。
清之介の父と兄の話が終わったので次は信次郎の父の話来るぞ…という予感はあったので(前の話がそうだったし)いよいよ来たか、という感じでした。今回は結構意図的に「父と子」という隠しテーマがあった気がします。被害者加害者関係者、そして清之介と進次郎、それぞれの父と子。島帰りでありながら、息子と息子の嫁に心底大事にされ、いまわの際まで心を尽くされる姿が挿入されながら、実は伊佐治自身が自分は「そう」ならないのではないか、と思っている所もおそろしく美しい所だと思う次第です。毎回この話最高に萌えて悶絶する遠野屋の屋敷で行われる三人の会話はまるで息詰まる恋の駆け引きのよう。そこでは心の刃がいまにも、心の臓を切り裂こうと相手の手を読み隙を見つつ閃く殺戮の刹那。相手の心を知りたいと無意識に踏み込む呼吸を合わせる二人の会話は優雅にして冷酷な舞いのよう、伊佐治が町人であるからこそ、二人は殺し合わなくて済んでいる「だけ」なのだと実感するばかりのその場面を読むたびに、脳内の何かの扉が開くような心地が致します。
今回の白眉は進次郎の脇差を清之介が受け取り、それで刺客を刺したことなのかもしれないと思っています。刀は武士にとってただの武器ではありません。かつてそれと自分は同じだと称していた清之介にとっても同じ事。それは自分と等しいものでもあるのです。それを渡し、受け取り、人に手を下すこと。それが清之介の命を救うこと、その意味。「刃こぼれがすげぇな、駄目になったかもしれん」と言った進次郎は、おそらく人生最高に嬉しかったのではないのでしょうか?笑い出すのをこらえていたのかもしれません。
だからこそ彼にとってその後の『始末』は、もうただの出来事に過ぎなかったのでしょう。誰がどうなったのかなどどうでもよいこと。彼にとっての「最高の瞬間」はもう来てしまったのですからね…。
それにしてもこの話本当にエロい…いままで進清かと思ってたけど清進もありじゃね??と思ってしまったので沼は深い…

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