さんの書評2018/02/04

やり抜く力 GRIT―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
ベストセラーであり、内容は確かに腑に落ちる部分が多い。
しかし、この本の幹となるのは色々と実用書やビジネス書に様々な言葉で語られている成功の秘密やその実体を”GRIT(やり抜く力)”と言葉で定義し、リフレーミングしている部分であろう。

以下に一部を抜粋する。
「我々の虚栄心や利己心によって、天才崇拝にはますます拍車がかかる。天才というのは神がかった存在だと思えば、それに比べて引け目を感じる必要がないからだ。『あの人は超人的だ』というのは、「天賦の才を持つ人」を神格化してしまった方が自分の尊厳が守られるのだ。
ニーチェは偉業を達成した人々のことを「天分だの、天賦の才だの言って片づけないでほしい。才能に恵まれていない人々も、偉大な達人になるのだから。偉人たちは努力によって偉業を成し遂げ(世間の言う)”天才”になったのだ。」

「スキル」と「成果」の違い
努力をしなければ、たとえ才能があっても宝の持ち腐れ。
努力をしなければ、もっと上達するはずのスキルもそこで頭打ち
努力によって初めて才能はスキルになり、努力によってスキルが生かされ、さまざまなものを生み出すことが出来る。

『何度やってもダメだったら、ほかのやり方を試すこと』

成熟した「やり抜く力」の鉄人たちに共通する4つの特徴
1.<興味>自分のやっていることを心から楽しんでこそ「情熱」が生まれる。自分の仕事の中で、あまり楽しいとは思えない部分をはっきりと認識しており、多くの人はちっとも楽しいと思えないことも、少なからず我慢していた。とはいえ全体的には、目標に向かって努力することに喜びや意義を感じていた。だからこそ尽きせぬ興味と子供のような好奇心をもって「この仕事が大好きだ」と言える。
2.<練習>自分の弱点をはっきりと認識し、それを克服するための努力を日々繰り返し、何年も続けなければならない。「何が何でも、もっとうまくなりたい!!」
3.<目的>自分の仕事は重要だと確信してこそ、「情熱」が実を結ぶ。多くの場合、一つのことに興味を持ち続け、何年も鍛錬を重ねたのちに、「人の役に立ちたい」という意識が強くなるようだ。
4.<希望>困難に立ち向かうための「粘り強さ」だ。様々な挫折を経験して、打ちのめされる。そのたびに立ち上がり、「やり抜く力」を発揮するためには希望をいつも持ち続けなければいけない。

「好きなことを仕事にする」は本当にいいことである。
第一に、人は自分の興味に合った仕事をしている方が、仕事に対する満足度がはるかに高い。
第二に、人は自分のやっている仕事を面白いと感じているときの方が、業績が高くなる。
なにをするにしても、その人がどれくらい成功するかを左右する「決定投票」は、その人がその仕事を「どれだけ切望し、どれだけ強い情熱と興味を持っているかにかかっている」

子供は教わるのは苦手だが、マネするのは非常に得意である。

子供の育て方は「優しい育て方」と「厳しい育て方」はどちらか一方しか選択できないようなものではない。「愛情ゆえの厳しさ」について、「愛情をもって子供の自主性を尊重する」か、「断固たる態度で親の言いうことを聞かせる」か、その二つの間の妥協点を探ることだと考えるのは間違っている。
「何をするべきか」「どれくらい努力すべきか」「いつならやめてもよいか」など重要なことは、必ずしも子供に判断を任せなかった。

自分の子供の「やり抜く力」を引き出したいなら、まず「自分が人生の目標に対してどれくらいの情熱と粘り強さをもって取り組んでいるか」、次に「子供が自分を手本としたくないような育て方をしているとおも

この書評がいいと思ったら、押そう! » いいね!

共有する: