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さんの書評2014/11/146いいね!

日本に食べられろ!

イギリス人一家が三ヶ月あまりに渡って日本の料理を食べまくる本。 東京と京都が多めで沖縄と北海道が少なかったのがちょっと残念。 それにしても食べるなぁ!東西の料理学校のボスに会って話を聞くとか日本人でもなかなかその違いはわからないかもね。辻の息子と服部先生の言葉身にしみる~~!!(味覚が戻るのに十年かかりました、は流石!) 毎日何気なく食べている料理やその食材、食べ方のこういうところが珍しいのか!という視点がまた面白い。 お好み焼きとタコ焼きは世界に出そうな気はする。粉モン強い!味噌汁を食べる意識は最近凄く感じる。 さらにしみじみするのは服部先生のおっしゃる日本の味の基本についてのくだり。 日本の味付けは出しと醤油で決まること、素材の味を引き出すことが大事でそこに個性(というか個人)の意思は邪魔であること、征服しない、制御しない、素材にすごい力があることを知ること、その素材を敬うこと。 日本料理ってつまりそういうことなんだなぁ…と、ラーメンのどんぶりの中、モスバーガーの包みの中にもその気持ちはあるんだな、ということを実感したり。 イギリス人らしいちょっと皮肉っぽい言い回しもあるけれど、その感動と興奮がこっちにもビンビン伝わってきて、お腹が鳴るというか空腹が増すというか、ああもうこの中に書いてある何かを食べたい!という気分になる本かもしれない。なんといっても日本で最高の料理店の味がどんな味なのか、想像するだけでめまいがします…。 素材の味はとても繊細で能弁だけれど、味あうこちらにその能力がなければ全てを理解できない…という言葉はまさに、料理は最高の文化であり、最高の友好の武器である、ということを実感しますな。確かに素晴らしい味は記憶と経験と健康がないと理解できないものではあると実感いたします。若いうちにいいもの食べろよ!っていう。 地元食材が使われていたのがちょっと嬉しい。

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